2011年11月27日日曜日

タビーインドの電車の世界



タビ
(インドの電車の世界)
ある夏の日。寮の先輩が"一緒に買い物に行きませんか"と誘ってくれたので、はい行きたいと受け入れた。あれは電車で初めての旅だった。
電車の自動ドアを見て自分の国のことを思い出した。インドの電車のドアはいつも開いていて、みんなはドアの所で座ったり立ったりして本を読んだり歌ったりして、ドアにもたれ掛かっているものだ。でも日本ではそれはやってはダメだと思った。日本の電車は満員電車だったけどすごく静かだった。ケイタイでメールをしてる男、寝ているおばあさん、化粧をしている女、音楽を聞いている学生、みんなシズカ。その時インドにいた時にの電車の楽しい世界を思い出した。
インドの電車は世界で四番目に長いきょりを走る電車だ。インターネットの情報によると距離は114、500キロそうだ。インドにいたときはよく電車に乗ったものだ。インドは広い国なので、南から北に行くと七十一時間もかかる。その間にインドの電車の世界ではさまざまなことができる。
 日本と違ってインドの電車はレストランのような向かい合わせの席が多い。電車で旅行をするとき、周りの人とすぐになかよくなって、知らない人どうしがすぐに友達になり、みんなで一緒に食べたり、話したり、ゲームをしたり、パーテイ―のような雰囲気がある。そして同じ席に座っている人はみんな必ず、野球のようなクリケットというゲームと政治に対する文句についての会話をする。インドでは旅をする時にたくさんの友達ができるのは普通だ。その“タビ”でなかよくなりすぎて恋人になる機会がないこともない。しかし日本ではこういう機会はあまりなさそうだということに気がついた。
 日本の電車に乗ってる時は移動以外何もできない。しかし、インドではすべての駅で少しの時間電車が停車する。その間に駅のホームにある店で買い物をしたり、食べものや飲み物を買ったりして楽しむことができる。お土産を自分の町で買う必要がなく、行く途中で買うことができる。例えば手づくりの食べ物や摘みたての果物などを買うことができる。いろいろなところのご当地のものを買うこともまた、電車で旅行をする楽しみの一つなのだ。
日本での初めてのタビはつまらなかったけど、毎日のように電車に乗っているうちにドンドンその雰囲気と静かさが好きになってきた。しかし日本での電車のタビに慣れてきた一方で、今もインドの電車の世界を懐かしく思い出す。


  

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